薬学部、薬剤師
国家試験の現状について

薬剤師国家試験は直近2022年実施の第107回において、合格率が68.02%となりました(図1参照)。同年の他の医療系の医師国家試験は91.7%、看護師国家試験は91.3%であり、薬剤師国家試験の合格率の低さが際立っていることが分かります。

合格率が低い背景としては、大きく2つの理由があります。

①薬剤師国家試験の難化
2012年に4年制から6年制対応の国家試験に変わりました。それに伴い、薬学生に求められる学習範囲の増大、実務内容も踏まえた内容の知識を必要とする問題が増加した結果、国家試験は難易度が上がり続けています。
②薬学生の学力の低下
上記理由①とは裏腹に、薬学生の学力低下が進んできています。その理由として、規制緩和による薬学部の増設があります。2002年の47校から、2020年には77校となり、18年間で1.6倍まで急増しています。それに伴い薬学部の定員が増加したため、薬学部の学力水準を大きく下回る学生でも入学できてしまう状況にあります。偏差値50を下回る大学も30大学近くあり、私立大学の半数以上は偏差値50以下という現状です。その結果、薬剤師のあるべき姿についていけない学生は国家試験に合格できていない状況であるといえます。

次に薬学部の留年率を見てみると、図2で示すように毎年4000人前後の留年生が出ていることが分かります。薬学部全体の入学者数が毎年12000人前後であることから、毎年の留年率は30%以上と非常に高い数値です。厚生労働省の調査で、薬学部に入学して留年せず、ストレートで国家試験合格まで進む学生の割合は60%を切っています(平成30年実施分の国家試験をベースに調査)。

この背景には、先述の薬学生の学力低下、国家試験の難化に伴う大学定期試験の難化があると考えられます。

薬剤師に求められる能力は年々増していくため、国家試験や定期試験が易しくなることは考えにくく、薬学部の入学者のレベルもしばらくは今の状況が続くと考えられます。そのため、低学力の学生が国家試験に合格レベルまで到達できるよう、スロープとなるカリキュラムや学習システムの構築が急務です。そのような背景もあり、大学のカリキュラムとは別に予備校やオンライン個別指導のニーズが高まってきています。

薬剤師国家試験のあり方に関する基本方針を一読すると、国から求められている薬剤師像と薬剤師国家試験の位置づけがよくわかると思います。


国家試験の概要

1.試験出題形式及び解答形式

試験問題は必須問題90問と一般問題255問から構成されます。また、一般問題は薬学理論問題105問と薬学実践問題150問があります。

【必須問題】

  •  必須問題は、医療の担い手である薬剤師として特に必要不可欠な基本的な資質を確認するものであることにかんがみ、各科目における基礎的な内容を問うものとする。
  •  五肢択一形式で問うことを基本とする。なお、正しい解答肢の組合せを問う形式や、解答肢の正誤の組合せを問う形式はとらない。

【一般問題】

  • 一般問題は、薬剤師が直面する一般的な課題を解釈・解決するための資質を確認するものであることにかんがみ、一般問題(薬学理論問題)は各科目における技能・態度を含む薬学の理論に基づいた問題となるよう留意する。
  • 一般問題(薬学実践問題)は、医療や公衆衛生等の実務において直面する一般的な課題を解決するための基礎力、実践力及び総合力を確認するため、症例、事例を挙げる等、実践に則した問題となるよう留意する。

2.科目や問題区分による試験問題数

試験問題数の内訳は下表のとおりです。なお、薬学実践問題は「実務」20問に加え、「実務」とそれ以外の科目とを関連させた複合問題130問となります。

科目 必須科目 一般問題 出題数計
薬学理論問題 薬学実践問題 理論+実践の合計
物理・化学・生物 15問 30問 15問(複合問題) 45問 60問
衛生 10問 20問 10問(複合問題) 30問 40問
薬理 15問 15問 10問(複合問題) 25問 40問
薬剤 15問 15問 10問(複合問題) 25問 40問
病態・薬物治療 15問 15問 10問(複合問題) 25問 40問
法規・制度・倫理 10問 10問 10問(複合問題) 20問 30問
実務 10問 20問+65問(複合問題) 85問 95問
出題数計 90問 105問 150問 255問 345問

3.試験時間

試験時間の内訳は下表のとおりです。

時間 問題区分及び科目
1日目 9:30〜11:00 必須問題
12:30〜15:00 一般問題(薬学理論問題①)
(物理 化学 生物/衛生/法規 制度 倫理)
15:50〜17:45 一般問題(薬学理論問題②)
(薬理/薬剤/病態 薬物治療)
2日目 9:30〜11:35 一般問題(薬学実践問題①)
(物理 化学 生物/衛生)と実務
13:00〜14:40 一般問題(薬学実践問題②)
(薬理/薬剤)と実務
15:30〜18:00 一般問題(薬学実践問題③)
(病態 薬物治療/法規 制度 倫理/実務)と実務

各時間帯の1問当たりの時間を単純計算すると、

  • 必須問題       90分で90問 →1問1分
  • 一般問題(理論①) 150分で60問→1問2.5分
  • 一般問題(理論②) 115分で45問→1問約2.56分
  • 一般問題(実践①) 125分で50問→1問2.5分
  • 一般問題(実践②) 100分で40問→1問2.5分
  • 一般問題(実践③) 150分で60問→1問2.5分

となります。実際には見直しの時間もつくる必要があり、各時間で約15分とすると、必須問題では約50秒/問、一般問題では2分強/問で解く必要があります。

4.合格基準

以下のすべてを満たすこと。

  1.  問題の難易を補正して得た総得点について、平均点と標準偏差を用いた相対基準により設定した得点以上であること
  2.  必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上であること

※薬剤師として選択すべきでない選択肢(いわゆる「禁忌肢」)を含む問題について、導入することとする。禁忌肢の導入にあたっては、公衆衛生に甚大な被害を及ぼすような内容、倫理的に誤った内容、患者に対して重大な障害を与える危険性のある内容、法律に抵触する内容等、誤った知識を持った受験者を識別するという観点から作問することとする。

5.過去に出題された試験問題(既出問題)の取扱いについて

既出問題のうち、薬剤師に必要な資質を的確に確認することが可能な良質な問題として一定の評価が与えられた問題を活用することとし、その割合は、20%程度とする。

ただし、既出問題が十分に蓄積されるまでの間に活用する割合は、この限りではない。

※既出問題の活用にあたっては、単なる正答の暗記による解答が行われないよう、問題の趣旨が変わらない範囲で設問及び解答肢などを工夫することとする。
記載の内容に関しては、厚生労働省からの発表をもとに作成しております。

よくあるご質問

【 Q.1 】
個別指導だけで国家試験を合格することは可能ですか?

【 A.1 】
予備校に通わず合格されている受講生もいます。また、国家試験対策予備校の集団授業や講習会を利用しながら、個別指導を受講される方もいます。


【 Q.2 】
どのように計画を立てて国家試験対策を進めれば成績が伸びやすいですか?

【 A.2 】
一概には答えにくいのですが、生徒様の基礎学力、得意科目、不得意科目、これまでの勉強方法、国家試験対策を開始する時期などを考慮して勉強方法のアドバイスや計画の立案を行っております。薬学教育のポシブルでは、入会前に面談と体験授業を行い、生徒様にあった学習計画を提案しております。


【 Q.3 】
国家試験に複数回落ちています。そんな生徒でも可能性はありますか?

【 A.3 】
はい、あります。複数年にわたり集団授業の予備校で合格することができなかった受講生が合格されるケースもあります。不合格を繰り返す生徒には、学習方法に原因がある場合が多く、それを解決することで成績が伸びる生徒様が多いように思います。


【 Q.4 】
薬剤師を諦めて調剤事務をしていましたが、もう一度、国家試験を受験しようと考えています。合格する可能性はありますか?

【 A.4 】
はい、あります。国家試験に合格できず調剤事務やメディカルクラークとして勤められていた方が薬学教育のポシブルの講座を受け合格されるケースもあります。現在もお勤めされているのであれば、まずは、国家試験対策に割くことができる費用・時間などをご相談下さい。


【 Q.5 】
昨年度の国家試験の点数が120点でした。そのような点数から合格された方はいますか?

【 A.5 】
過去の例では国家試験での自己採点結果が90点の生徒が合格されたケースがあります。


卒業試験対策の方法

卒業試験は大学によって大きく異なるため、一番ベストな勉強方法はその大学の卒業試験の内容、その方の進捗状況、試験までの残り期間などで異なってきます。今回紹介させて頂くのは最も王道となる勉強方法となりますので、あくまで参考としてご覧ください。

卒業試験合格のための勉強方法は、何より卒業試験の過去問題を解き進めることです。過去問題をベースにして、その問題を解くのに必要な知識をテキスト・参考書に戻って勉強しましょう。国家試験の過去問題を解き進めることでもある程度対応はできますが、出題傾向や難易度は大学によって異なるため、卒業試験合格だけを考えるならば卒業試験過去問題を利用することがベストです。

過去問題を使って勉強をする際、STEP1→STEP2の流れで進めていくことをお勧めします。

  • STEP.01
    過去2~3年分の卒業試験問題を解けるようにする
    まず最優先すべきは過去問題をきっちり解けるようになる事です。卒業試験過去問題を少なくとも昨年度、一昨年の2年分は必ず解けるようにしましょう。

    ※卒業試験の難易度が比較的高く、出題傾向が例年似ている大学ならば、STEP2に進む前にさらに3~4年前までさかのぼって問題を解くことが効果的な場合もあります。
    ※卒業試験問題が国家試験過去問題とほぼ類似である大学の場合には、STEP2に進む前に国家試験の過去問題演習に移ったほうが効果的な場合もあります。

  • STEP.02
    過去問題を解きながら、周辺知識を固める

    卒業試験の過去問題演習が一通り完了したら、過去問題をさらに活用して知識を深めていきましょう。STEP2でも卒業試験過去問題を解いていく形となりますが、ただ正解・不正解を確認するだけではありません(もちろん不正解だったら見直ししてください)。

    STEP2では過去問題を解く際に、「ここの範囲はこの部分まで覚えておく必要があるな、覚えているかな?」
    「この問題は薬物Aで聞かれているけど、薬物Bも別な問題で聞かれていたからこれも覚える必要があるな、覚えているかな?」
    というように、過去問題を解く際にその問題・範囲に関して押さえるべきポイントが把握できているか、覚えられているかを確認していきましょう。ポイントを把握できていなかったらテキスト・参考書などでポイントの確認をし、覚えられていなかったらその部分を覚える、という事を進めていきましょう。

    押さえるべきポイントはどこまでなのか?ですが、基準は「卒業試験でこれまで出題されているかどうか」です。大学で使用しているテキスト・参考書の中から押さえるべきポイントを絞り込んでいきましょう。

    テキスト・参考書で押さえるべきポイントがあやふやな場合には、大学の先生や予備校の講師に直接質問をしたり、オンライン個別指導などでご自身の進捗に合わせてサポートしてもらう事がお勧めです。

基本的には上記STEPのように過去問題ベースに勉強を進めていくことで、非常に効果的に勉強を進めていくことができます。

過去問題を一通り解き終わっているSTEP2以降の勉強の基本的な考え方は、

「問題をベースにして、その問題・範囲に関して押さえるべきポイントが把握できているか、覚えられているかを確認復習していく」

となります。

冒頭でもお伝えしましたがあくまでこれは一例であり、その方の状況でベストな方法は異なります。本ページを参考にご自身のベストな勉強方法を構築していってください。

薬学教育のポシブルではその方の状況に合わせたベストな勉強方法を構築し、サポートする学習オーダーメイドサポートを提供しております。ご自身の勉強方法が不安な方、よりベストな勉強方法を見つけていきたい方はご検討ください。

また、オンライン個別指導で業界トップの分かりやすい講義により、苦手科目の克服、卒業試験で高得点を取れるようサポートしておりますので、合わせてご検討ください。

よくあるご質問

【 Q.1 】
大学の授業や研究と両立できますか?

【 A.1 】
個別指導なので、担当講師とのご相談により、時間や曜日を自由に選択することが可能です。そのため、大学の授業や研究など無理なく両立することができます。


【 Q.2 】
苦手科目だけの受講は可能ですか?

【 A.2 】
薬学教育のポシブルでは、科目や内容を自由に選択して受講して頂くことができます。「化学の反応をやりたい!」、「薬理のホルモンを習いたい!」などと担当講師に前もってお伝えください。また、全体的に点数が伸び悩んでしまいどうして良いのかわからないというような場合は、生徒様との面談・カウンセリングの上、重点的に取り組む科目や内容を絞っていきます。


国家試験に向けての
勉強方法

国家試験合格のための勉強方法は、何より過去問題を解き進めることです。過去問題をベースにして、その問題を解くのに必要な知識をテキスト・参考書に戻って勉強しましょう。過去問題を使って勉強をする際、STEP1→STEP2の流れで進めていくことをお勧めします。

何が一番ベストな勉強方法かはその方の進捗状況、国家試験までの残り期間、科目などで異なってきます。今回紹介させて頂くのは最も王道となる勉強方法となりますので、あくまで参考としてご覧ください。

  • STEP.01
    101~107回の国家試験過去問題を解けるようにする
    まず最優先すべきは過去問題をきっちり解けるようになる事です。国家試験は現在107回まで出題されており、その中で少なくとも101~107回の7年分の過去問題は必ず解けるようにしましょう。国家試験は過去問題から約20%出題されます。まずはこの問題をきっちりと得点することが合格への最低条件となります。
  • STEP.02
    過去問題を解きながら、周辺知識を固める

    過去問題演習が一通り完了したら、次は過去問題をさらに活用して知識を深めていきましょう。7年分の過去問題が解き終われば、ある程度は国家試験の出題傾向もつかめてきていると思います。STEP2でも過去問題を解いていく形となりますが、ただ正解・不正解を確認するだけではありません(もちろん不正解だったら見直ししてください)。

    STEP2では過去問題を解く際に、
    「ここの範囲はこの部分まで覚えておく必要があるな、覚えているかな?」
    「この問題は薬物Aで聞かれているけど、薬物Bも別な問題で聞かれていたからこれも覚える必要があるな、覚えているかな?」
    というように、過去問題を解く際にその問題・範囲に関して押さえるべきポイントが把握できているか、覚えられているかを確認していきましょう。ポイントを把握できていなかったら参考書などでポイントの確認をし、覚えられていなかったらその部分を覚える、という事を進めていきましょう。

    押さえるべきポイントはどこまでなのか?ですが、基準は「国家試験で出題されているかどうか」です。使っている参考書次第ですが、内容が充実している参考書ならばその中から押さえるべきポイントを絞り込む事が大切ですし、内容がシンプルな参考書ならば追加のポイントを書き込む形になります。

    参考書を見ても押さえるべきポイントがあやふやな場合には、大学の講義、予備校の講義、当社の講義などを受講し、どこを押さえるべきかのポイントを確認し、勉強を進めましょう。
    講義を聞いてもついていけない場合には、先生や講師に直接質問をしたり、オンライン個別指導などでご自身の進捗に合わせてサポートしてもらう事がお勧めです。

基本的には上記STEPのように過去問題ベースに勉強を進めていくことで、非常に効果的に勉強を進めていくことができます。国家試験過去問以外にも模擬試験や大学・予備校等での試験問題がある方は、その問題をベースに上記STEPを意識して勉強を進めていきましょう。
過去問題を一通り解き終わっているSTEP2以降の勉強の基本的な考え方は、「問題をベースにして、その問題・範囲に関して押さえるべきポイントが把握できているか、覚えられているかを確認復習していく」となります。
冒頭でもお伝えしましたが、あくまでこれは一例であり、その方の状況でベストな方法は異なります。本ページを参考にご自身のベストな勉強方法を構築していってください。

薬学教育のポシブルではその方の状況に合わせたベストな勉強方法を構築し、サポートする学習オーダーメイドサポートを提供しております。ご自身の勉強方法が不安な方、よりベストな勉強方法を見つけていきたい方はご検討ください。
また、オンライン個別指導で業界トップの分かりやすい講義により、苦手科目の克服、国家試験で高得点を取れるようサポートしておりますので、合わせてご検討ください。

よくあるご質問

【 Q.1 】
個別指導だけで国家試験を合格することは可能ですか?

【 A.1 】
予備校に通わず合格されている受講生もいます。また、国家試験対策予備校の集団授業や講習会を利用しながら、個別指導を受講される方もいます。


【 Q.2 】
どのように計画を立てて国家試験対策を進めれば成績が伸びやすいですか?

【 A.2 】
一概には答えにくいのですが、生徒様の基礎学力、得意科目、不得意科目、これまでの勉強方法、国家試験対策を開始する時期などを考慮して勉強方法のアドバイスや計画の立案を行っております。薬学教育のポシブルでは、入会前に面談と体験授業を行い、生徒様にあった学習計画を提案しております。


【 Q.3 】
国家試験に複数回落ちています。そんな生徒でも可能性はありますか?

【 A.3 】
はい、あります。複数年にわたり集団授業の予備校で合格することができなかった受講生が合格されるケースもあります。不合格を繰り返す生徒には、学習方法に原因がある場合が多く、それを解決することで成績が伸びる生徒様が多いように思います。


【 Q.4 】
薬剤師を諦めて調剤事務をしていましたが、もう一度、国家試験を受験しようと考えています。合格する可能性はありますか?

【 A.4 】
はい、あります。国家試験に合格できず調剤事務やメディカルクラークとして勤められていた方が薬学教育のポシブルの講座を受け合格されるケースもあります。現在もお勤めされているのであれば、まずは、国家試験対策に割くことができる費用・時間などをご相談下さい。


【 Q.5 】
昨年度の国家試験の点数が120点でした。そのような点数から合格された方はいますか?

【 A.5 】
過去の例では国家試験での自己採点結果が90点の生徒が合格されたケースがあります。


薬学部定期試験対策

定期試験は大学によって大きく異なるため、一番ベストな勉強方法はその大学の定期試験の内容、その方の進捗状況、試験までの残り期間などで異なってきます。今回紹介させて頂くのは最も王道となる勉強方法となりますので、あくまで参考としてご覧ください。

定期試験合格のための勉強方法は、何より定期試験の過去問題を解き進めることです。また、大学の講義で使用した問題や中間試験などがあれば、そちらも解き進めましょう。それらの問題をベースにして、その問題を解くのに必要な知識をテキスト・参考書に戻って勉強しましょう。問題を使って勉強をする際、STEP1→STEP2の流れで進めていくことをお勧めします。

  • STEP.01
    過去2~3年分の定期試験問題を解く、
    講義で使用した問題や中間試験なども解けるようにする
    まず最優先すべきは過去問題をきっちり解けるようになる事です。定期試験過去問題を少なくとも昨年度、一昨年の2年分は必ず解けるようにしましょう。また、講義で使用した問題や中間試験などがあればそちらも解けるようにしましょう。
    ※定期試験の難易度が比較的高く、出題傾向が例年似ている大学ならば、STEP2に進む前にさらに3~4年前までさかのぼって問題を解くことが効果的な場合もあります。
  • STEP.02
    問題を解きながら、周辺知識を固める

    定期試験の過去問題、講義で使用した問題や中間試験が一通り解けるようになったら、問題をさらに活用して知識を深めていきましょう。STEP2でも定期試験過去問題などを解いていく形となりますが、ただ正解・不正解を確認するだけではありません(もちろん不正解だったら見直ししてください)。

    STEP2では問題を解く際に、
    「ここの範囲はこの部分まで覚えておく必要があるな、覚えているかな?」
    「この問題は薬物Aで聞かれているけど、薬物Bも別な問題で聞かれていたからこれも覚える必要があるな、覚えているかな?」
    というように、問題を解く際にその問題・範囲に関して押さえるべきポイントが把握できているか、覚えられているかを確認していきましょう。ポイントを把握できていなかったらテキスト・参考書などでポイントの確認をし、覚えられていなかったらその部分を覚える、という事を進めていきましょう。

    押さえるべきポイントはどこまでなのか?ですが、この基準は「定期試験、中間試験等でこれまで出題されているかどうか」です。大学で使用しているテキスト・参考書の中から押さえるべきポイントを絞り込んでいきましょう。

    テキスト・参考書で押さえるべきポイントがあやふやな場合には、大学の先生や予備校の講師に直接質問をしたり、オンライン個別指導などでご自身の進捗に合わせてサポートしてもらう事がお勧めです。

基本的には上記STEPのように過去問題ベースに勉強を進めていくことで、非常に効果的に勉強を進めていくことができます。
過去問題を一通り解き終わっているSTEP2以降の勉強の基本的な考え方は、「問題をベースにして、その問題・範囲に関して押さえるべきポイントが把握できているか、覚えられているかを確認復習していく」となります。

冒頭でもお伝えしましたが、あくまでこれは一例であり、その方の状況でベストな方法は異なります。本ページを参考にご自身のベストな勉強方法を構築していってください。
薬学教育のポシブルでは、定期試験の科目を講師が分かりやすく講義・解説するオンライン個別指導を提供しております。ご自身の勉強方法が不安な方、確実に合格したい方はご検討ください。

よくあるご質問

【 Q.1 】
大学の授業やアルバイトと両立できますか?
【 A.1 】
個別指導なので、時間や曜日を自由に選択できます。その為、大学の授業やアルバイトなどと無理なく両立することができます。


【 Q.2 】
留年してしまいました。〇〇薬科大学に応じた留年防止対策はできますか?
【 A.2 】
個別指導なので、大学の授業内容や定期試験の問題に合わせて授業を行っております。大学・生徒様に合わせた授業を実施しております。


【 Q.3 】
留年してしまい、個別指導をお願いしたいのですが、経済的に個別指導をお願いしたい日数が限られています。どうすれば良いでしょうか?
【 A.3 】
まずは、薬学教育のポシブルへご相談下さい。落とされた科目・内容と現在の生徒様の学力などを考慮し、授業内容を検討致します。そして、個別指導をおススメするケース、自己学習を支援することで事足りるケース、自己学習のみで指導が必要ないケースなどに分類し、その後、受講料のご相談をさせてください。


【 Q.4 】
留年はしていませんが、留年が心配で個別指導をお願いしたいです。薬学教育のポシブルの授業は予習型ですが?復習型ですか?
【 A.4 】
この場合は、大学で習った後に、その内容の範囲を教える「復習型授業」です。同じ科目でも大学によりテスト内容が異なるため、復習型授業を行い大学毎に応じた試験対策を実施しております。大学で勉強した後で薬学教育のポシブルの授業を聞くことで、効率的かつ短時間で、定期試験対策を攻略するために必要な内容を修得できます。


【 Q.5 】
あまり生物を勉強していなくて不安です(指定校推薦で入学された方より)。
【 A.5 】
薬学系の大学では特に「生物」の範囲を履修していない生徒様の場合、進級試験で苦労されるケースが多いように感じています。「生物」の範囲は薬学部における「人体の構造」や「生化学」、「薬理学」…など様々な科目における基礎となる範囲です。すぐに高校レベルの内容の学習に取り掛かることをおススメします。


【 Q.6 】
化学をほとんど勉強せず入学しました(指定校推薦で入学された方より)。
【 A.6】
薬学系の大学で「化学」特に、「基礎化学」や「有機化学」、「薬品合成学」などの単位修得に悩まれる方が多いように思います。意外かもしれませんが、国公立の薬学部の学生でも有機化学対策のために個別指導をお申込みされるケースがあります。特に注意して頂きたい方としましては、「化学構造が記載できない方」、「化学物質の名前がわからない方」は早めに個別指導をご検討頂くことをお薦めしています。


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