代表挨拶
薬剤師という仕事は、患者さんと近い距離感で健康に関わることができる、やりがいがあり、社会にとって欠かすことができない素晴らしい仕事です。それと当時に、薬剤師はもっともっと社会に貢献できる、もっとやりがいを持って働くことができる、もっと魅力的な職業になれる、という事も2015年から現在まで薬剤師として医療の現場に立つ中で感じています。
薬学部は他の学部と比べても、勉強する時間が長いと言われています。それでも国家試験の合格率は直近の第107回が68.02%であり、同年の他の医療系の医師国家試験は91.7%、看護師国家試験の91.3%と比べると非常に低い数値になっています。
さらに、厚生労働省の調査で、薬学部に入学して留年せず、ストレートで国家試験合格まで進む学生の割合は60%を切るとの報告もあります(平成30年度分の国家試験の結果をベースに調査)。
この薬学部における現況の一番の原因は、薬剤師国家試験の難化にあると私は考えています。今後も難化していく方向性は変わらないでしょう。しかし、私はそれで良いとも感じています。
それは、薬剤師のこれからあるべき姿が、国や社会が求めている薬剤師に対する期待値が、高まっている証だと思うからです。
現在、薬剤師国家試験に関わる多くの企業や講師がおりますが、私が関わってきた中で素晴らしい予備校や講師がたくさんいらっしゃいます。しかし業界全体で見たときに、正直講師によっての差が大きいと感じています。
質の高い講義を、求めている方に適切に提供できれば、国や社会が求めている薬剤師がより多く輩出されていく。その質の高い講義を提供するために薬学教育のポシブルを設立しました。
どこよりも質の高い講義、そして薬剤師の面白さ、やりがい、魅力を発掘し、発信していく存在であり続けると誓い、代表挨拶とさせて頂きます。
